Kumanichi Women's Day

3月8日は国際女性デー

毎年3月8日は国連が定めた「国際女性デー」。女性の地位向上を目指し、各地で催しが開かれています。
この記念日にちなみ、県内企業などで活躍する女性にインタビュー。女性活躍を応援する制度も紹介します。

"スペシャリスト"として 質の高い看護を提供していきたい

国立病院機構 熊本医療センター

看護師 河端 真弓()さん

 「熊本医療センター」は高度総合診療施設として特にがん診療や救急医療に力を入れるとともに、骨髄移植をはじめとする高度先進医療に取り組んでいます。また、より質の高い看護を提供するため「認定看護師※」の育成も重視しています。

 08年に入職した河端真弓さんは昨年、創傷・ストーマ(人工肛門・膀胱)・失禁看護の分野において、水準の高い看護を実践できる皮膚・排泄(せつ)ケア認定看護師になりました。 その仕事の一つがストーマと呼ばれる、腹部に造設した排泄口の位置を決めたり、装具を選択したりすることです。個々に合わせたケアを提供することは、術後も患者が理想の生活を送ることにつながっており、河端さんは「自分のことのようにうれしい」とやりがいを話します。プライベートでは1児の子育てをしている河端さん。同センターは子育て中の看護師が多く、子育ての悩みや急な休みも相談しやすい風通しの良い職場だと言います。 院内の病児保育を利用することもでき、育児と仕事の両立をサポートする仕組みが整っています。 河端さんは「最新の看護技術を身に付け、経験を積んで、一人一人の患者さんと向き合ったケアを提供していきたい」と語ります。

※特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有する者として認定を受けた看護師のこと。

 

ライフステージに寄り添いキャリアアップを応援

 熊本医療センターは700人近くの看護師が勤務し、女性が90%以上を占めます。
 平均年齢は31歳で、20~60代まで幅広い年代の女性たちが活躍しています。組織としては、それぞれのライフステージに応じて、働き続けながらキャリアを積み、看護師として成長できるよう、 修学資金制度や院内保育、育児時間の確保などさまざまな制度を整え、支援しています。

国立病院機構 熊本医療センター
住所
熊本市中央区二の丸1-5
電話
096-353-6501
HP
https://kumamoto.hosp.go.jp/