3月8日は国際女性デー
毎年3月8日は国連が定めた「国際女性デー」。女性の地位向上を目指し、各地で催しが開かれています。
この記念日にちなみ、県内企業などで活躍する女性にインタビュー。女性活躍を応援する制度も紹介します。
毎年3月8日は国連が定めた「国際女性デー」。女性の地位向上を目指し、各地で催しが開かれています。
この記念日にちなみ、県内企業などで活躍する女性にインタビュー。女性活躍を応援する制度も紹介します。
国立病院機構 熊本医療センター
看護師 大塚 美里さん
「熊本医療センター」は高度総合診療施設として特にがん診療や救急医療に力を入れるとともに、骨髄移植をはじめとする高度先進医療に取り組んでいます。また、より質の高い看護を提供するため「認定看護師※」の育成も重視しています。
2004年に同センターに入職した看護師の大塚美里さんは「がん患者の症状緩和のため、心と体の痛みをケアする方法に特化して学びたい」と10年前、がん性疼(とう)痛看護認定看護師を目指し神奈川県の教育機関に入学。8カ月間の教育課程を修了しステップアップをかなえました。入学金の補助や基本給の保証といった職場からの金銭的なサポートがあり「安心して学べた」と言います。
現在、多い日で30人ほどのがん患者やその家族と対話し、その人らしく生きるためのサポートをしています。また副師長として後輩の育成も行い、患者とのコミュニケーションの取り方や症状の見方なども丁寧にレクチャーしています。今後は「資格取得支援制度を活用しながらさらに専門知識を深め、患者さんのケアに還元していきたい」と話します。
熊本医療センターは700人近くの看護師が勤務し、女性が90%以上を占めます。
平均年齢は31歳で、20~60代まで幅広い年代の女性たちが活躍しています。組織としては、それぞれのライフステージに応じて、働き続けながらキャリアを積み、看護師として成長できるよう、 修学資金制度や院内保育、育児時間の確保などさまざまな制度を整え、支援しています。