Kumanichi Women's Day

3月8日は国際女性デー

毎年3月8日は国連が定めた「国際女性デー」。女性の地位向上を目指し、各地で催しが開かれています。
この記念日にちなみ、県内企業などで活躍する女性にインタビュー。女性活躍を応援する制度も紹介します。

                         

出産や育児を経ても「成長し続けたい」意欲を後押し

 

 『眼科こがクリニック』は、白内障手術と近視矯正手術(ICL手術・自由診療)を専門とする眼科です。視覚は外界の情報の約8割を担うとされ、見え方の質を向上させることは生活の質の向上にもつながります。同院では、一人一人の生活スタイルに合わせた治療を提供し、熊本の人々の快適な視生活を支えています。
 副院長の古賀朋代さん(49)は、大学院在籍中に結婚・出産し、夫の米国留学に伴い渡米。帰国後、第二子を出産し、大学院を修了しました。夫の開業に伴い副院長に就任。現在は三児の母として家庭と仕事の両立を続け、スタッフが働きやすい環境づくりにも尽力しています。

一人一人のライフスタイルに寄り添いながら診察する古賀副院長


 「私たちの世代は女性がキャリアを中断し、家庭を優先することが当たり前でした。しかし今はライフイベントに応じたキャリア形成が可能になってきました」と古賀さん。仕事と家庭の両立には周囲の理解と職場のサポートが不可欠です。こうした考えのもと、同院では有給休暇の全消化を推奨し、残業ゼロの実現、急な休みにも対応できる助け合いの文化を醸成しています。また、職種にかかわらず知識を共有する勉強会を実施し、手術や診療の理解を深める機会を提供。スキルアップ支援として、学会発表や研修参加の奨励に加え、費用の全額負担も行っています。
 本年度からは男性看護師も採用し、性別に関係なく育児や介護に関われる職場環境を整備。「男性も女性も仕事と家庭を両立し、成長できる環境をつくりたい」と古賀さん。
 現在、院内では週に一度、院長・副院長・医師・各職種の代表による運営会議を実施し、職場環境の改善に取り組んでいます。また、気づきノートを活用し、業務の課題や改善点を共有。職種を超えて助け合える風土が根付き、スタッフの多くが10年以上勤務を続けています。

運営会議の様子。職員が主体的に運営に関わっています


 「今年は私自身も学会発表の準備中です。今まで家庭を理由に離れていた仕事にも挑戦したいので、勇気を出して一歩踏み出してみようと思っています。同じ思いを持つ同僚やスタッフを、クリニック全体で応援していきたいです」と語ります。
 職員が長く働ける職場づくりに取り組み、より良い医療の提供を目指していきます。

職種を超えて協力し合えるチームワークを築いています

白内障、近視 見え方を支える医療を提供

 白内障は、水晶体が濁り視界がぼやける病気で、進行すると手術が必要です。同院では、保険適用の眼内レンズに加え、多焦点眼内レンズ(選定療養)も選択可能。ICL手術(自由診療)は裸眼での生活を希望する20代〜40代半ばの人向けの治療で、片目33万円(乱視あり36万円。術前・術後の検査、診察、3年間保証込み)。朝起きた時から裸眼で快適に過ごすことが期待できます。

眼科こがクリニック
住所
熊本市中央区 八王寺町40-5
電話
096-377-1701
HP
https://gankakoga.com/